損をしないための取り引きの心得」の目次です

テクニカル分析とは その1

テクニカル分析とは、過去の相場の動きをチャートで表して、そのチャートをもとに将来の値動きを予測する分析方法です。

便利な分析手法がいくつかあるので、それらをうまく活用すれば、勝率をアップさせることができます。

景気、各国の政策、金利、地政学的リスク、要人の発言、原油価格

金利、貿易収支  などなど

外国為替相場は、これらのさまざまな要因が複雑に絡み合って動くため、いくら世界中の最新の情報を集めたとしても、その動きを正確に予測することは不可能です。

そんな時に頼りになるのが「テクニカル分析」なのです。

テクニカル分析とは その2

テクニカル分析を始めるには、それぞれのテクニカル指標の見方を覚える必要があります。

テクニカル分析に用いるテクニカル指標は以下の3つに分けられます。

トレンド追随型テクニカル指標  価格の方向性を示す指標

   オシレーター系テクニカル指標 買われ過ぎ、売られ過ぎを示す指標

出来高指標  方向に対する強弱を示す指標

テクニカル分析に用いるテクニカル指標は、上昇(下降)傾向の時に有効なものや横ばい傾向の時に有効なものなど、さまざまです。また、それぞれの指標にも良い点、悪い点があります。

多くの指標のパターンを把握すれば、自分の売買スタイルには何が合っているのか、今の相場にはどのテクニカル指標が有効なのか、それぞれの悪い点を補うための指標どうしの組み合わせ方など、いろいろなことが見えてくるはずです。

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは、現状の相場対象のファンダメンタルズ(経済などの基礎的要因)に着目して、将来の為替の動向を予測する分析方法のことです。

過去のチャートなどを参考に分析するテクニカル分析とは分析法が異なっています。

一般的に外国為替証拠金取引(FX)では、テクニカル分析の的中率が高く、主にこちらを用いている人が多い傾向のようです。

ファンダメンタルズとは?

ファンダメンタルズとは経済等の基礎的要因という意味で、国家や企業などの経済状況、経営状況などを表しています。

例えば国家における経済成長率・物価上昇率・失業率・国際収支といった経済指標金利水準政治情勢、あるいは企業における財務体質業績、株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)といったそれぞれの指標をまとめてそう呼んでいます。

その国の経済状態や通貨価値、企業の株価などを判断する時の基礎的な材料として用いられます。

FXの開始方法とは

FX(外国為替証拠金取り引き)は、以下の手順で始められます。

まずは、証拠金(保証金)を用意します。

金額は、取引き業者によって様々ですが、5万円ぐらいから始められるところが多いようです。

(中には、1万円〜2万円くらいから始められるところもあります)

次に、外国為替証拠金取引業者に申し込みます。 

ほとんどの場合インターネット上で申し込みができます。(逆にインターネット上で申し込めない業者は怪しいと思ってまず間違いないでしょう)

申し込んでからの手順は、以下のようになります。(あくまでも代表例で、各取引業者によって若干違いがあると思われます)

1 申し込みを受けたFX取引業者から、受付完了のメールが送信されます。

2 メールに記載された手順に従って口座開設準備(FAXまたは郵送で、本人確認書類を送付するなど)を行います。

3 FX取引業者から、会員カードや口座番号、指定の振込口座などが記載された書類が郵送で届きます。

4 送付された書類に必要事項を記入し、FX取引業者に返送します。

5 FX取引業者から口座開設の連絡があります。

  あとは、指定口座に、あらかじめ用意していた証拠金を入金すれば、ネット上に設置された「あなた専用の取引画面」を経由して、いつでも取引が始められます。

キャピタルゲインとは?

外国為替証拠金取引(FX)で利益を得る方法は、2タイプあります。

為替差益スワップポイントです。

為替差益で利益を得る方法を「キャピタルゲイン」、スワップポイントで利益を得る方法を「インカムゲイン」といいます。

ここでは、キャピタルゲインについてご説明します。

ずばり、キャピタルゲインとは「安く買って高く売る」取引のことです。

仮に、1ドル=100円の時に、1万ドル=100万円購入したとしましょう。

1ドル=120円になった時に、1万ドル=120万円になれば、元の値段より20万円高く売れることになりますので、20万円の利益が出ます。

逆に1ドル=90円になってしまった場合、1万ドル=90万円を売れば、元より10万円安い値で売ることになりますので、10万円損してしまいます。

FXの場合は、逆に「高く売って安く買う」という取引もできます。

1ドル=120円で1万ドル(120万円)売った場合

1ドル=100円になった時に、1万ドル(110万円)分を買い直せば

20万円の利益が出ます。

このようにFXは、「売り」から入る取引も可能ですので、ドル安(円高)になってもドル高(円安)になっても利益を出すことができるのです。

円が安くなる(ドルが高くなる)と予想した場合は、ドルを買う。

円が高くなる(ドルが安くなる)と予想した場合は、ドルを売る。

ということさえ理解していれば大丈夫です。

実際の取引は、

通貨を決める。

「買う」か「売る」かどっちかに決める

の二つだけです^^。

インカムゲインとは?

インカムゲイン」とは、保有していることによって得られる金利配当金のことです。

FXの場合、スワップポイントで利益を得る方法のことをいいます。

スワップポイントとは、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売った場合に、双方に生じた金利の差額のことです。

FX(外国為替証拠金取り引き)で、「買い」を入れた場合に、受け取ることのできる利息だと考えればよいでしょう。(ただし「売り」を入れた場合は、逆に支払わなければいけません)

FXのスワップポイントでは、外貨預金の利率よりも、高めの金利を得ることができます。

たとえば金利0.1%の円を売って、金利5%のドルを買えば、年利4.9%相当のスワップポイントが得られます。

スワップポイントは毎日受け取ることができます。 (日割り分の金額で、取引業者によって異なります) しかも、レバレッジを利かせることもできるのです。

10倍のレバレッジを利かせた場合、10倍のスワップポイントが受け取れるます。

経済情報に敏感になりましょう!!

FXでは、常に値動きのある通貨に投資するため、様々な情報に目を向けておくことが大切です。

特に短期間の取引きをする場合は、なおさらです。。

例えば米国ドルの場合、米国の経済指標金融政策などを参考にすればよいでしょう。。

経済指標は、貿易収支、雇用統計、小売売上高、GDP(国民総生産)、住宅着工件数、生産者物価指数、新規失業保険受給者数などです。。

これらの経済指標が良い数字になると予想された場合、ドルは買われやすくなりますし、逆に悪い数字になると予想された場合、ドルは、売られやすくなります。。

金融政策は、FOMC(連邦公開市場委員会)の会合で決定されますので、それらの議事録なども把握しておくとよいでしょう。
議事録の内容は、コメントから「利下げか利上げか据え置きか」などの翌月の議会の方向性を予測することが可能なので、重要視すべきでしょう。

これらの情報は、FX取引業者の運営サイトなどを通じて入手することが可能です。

FXとこれからの資産管理について

現在の日本の膨大な借金や、少子高齢化、年金問題、国内産業の空洞化、医療保険や介護保険の破綻などなど、様々な問題を考慮しますと、これから日本の「円」の価値が上がっていくとは、考えにくい状況です。

このような状況において大切なことは、資産のリスクを、ひとつの国(すなわち日本)だけにかけないことです
現在大半の資産を、日本円だけで所有している方は、たくさんいらっしゃると思います。
これは、国際的な常識から見ると、かなり危ういことのようであります。
資産を日本円だけで保有せずに、FX取引によって複数の外貨を保有することで、日本円だけを持っていた場合のリスクを分散することができます。
FX取引を続けていると、「自分の資産を守っている」といった感覚が自然に身についてくるものです。

おしまいに  FXを上手に活用されますように

FX(外国為替証拠金取引)は、決して難しい商品でもなければ、危険な商品でもありません。

しっかりとしたリスク管理さえできれば、少額の投資で高い利益を得られる実に魅力的な商品です。

もちろん、大切な資金を投資するわけですから、実際にFXを開始する前には、FX(外国為替証拠金取引)という金融商品や、具体的な投資手法についてしっかりとした知識を身につけることは、とても重要であります。

この魅力的な商品を上手に活用することにより、今後みなさまの資産が益々潤われますことを切に願っております。

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